7月の古東だより
2018.07.04
古東だより
6月19日にプール開き、天気の良い日にはプールあそびが盛んになっています。プールあそびのあとは、子どもたちはよく食べ、よく眠ります。子どもらしく体をいっぱい使うとお腹はすくし、体力が消耗するのでしょう。
水には多くの特性があります。まず、①温度が変わること。気温によって水の温度が変わります。「冷たい!」「生ぬるい!」。子どもたちがプールに入ったときの感覚を大切にしたいものです。②浮力があること。水よりも軽いものは浮かびます。浮かぶものと沈むもの。なぜなんだろう。子どもに問いかけてみたいですね。③いろいろな色に変わること。色水あそびもたくさん体験させてあげたいです。混ぜるとどんな色になるのか。④形は変わっても、量に変化はないこと。難しい表現ですが、例えば500mlのペットボトルに入っていた水をバケツに移し替えたとします。大きなバケツですから水は少なくなったように見えますが、500mlであることに変わりはありません。いろいろな器を使って水あそびをする意味がここにあります。
単なるプールあそびから水の特性を知るという学びに発展させるために、様々な環境設定とともに、保育者の適切な言葉がけが必要になります。この季節にしか出来ない水あそび。楽しいだけではない、様々な学びを得て欲しいと願っています。
そしてもう一つ。水の危険性についてです。最近水の事故が多いですね。これは、「これくらい大丈夫なのでは?」という大人の慢心によるのではないか、と言われています。子どもたちを守るのは私たち大人の仕事です。そしてさらに子どもたちには、水の怖さを知らせていく必要があります。水は人間の命を奪うものだ、ということも水の特性の一つなのです。