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9月の古東だより

2018.08.30 古東だより

年長の宿泊保育が終わりました。行事には様々な目的があります。宿泊保育の目的は、“保育をより深める”ことにあります。古牧東部保育園の保育方針は皆様ご存知の通りです。子どもの主体性、自立、自律、協力。こういったものを育てたいという願いがあります。宿泊保育は単にイベント的なもので終わらせるのではなく、子どもたちの育ちを促したり確かめたりする場です。

宿泊保育の2日目。保護者の方がお迎えに来る前に、年長担任が「振り返り」をしていました。年長クラスは2クラスあります。この2クラスが協力していくために、春から活動をともにしてきました。グループが決まり、グループ名は話し合いで決めていました。スーパーでの買い物では、子どもたちに食材を選ぶ権限が与えられていました。子どもたちの“主体性”は、いろいろな場面で尊重されていました。

子どもの主体性ってなんだろう?といつも考えています。それは、「子どもが参画しているかどうか」なのだと最近思います。意思表明、自己決定。「この子はまだ小さいから無理」なんていう発想はナンセンスです。0歳であっても可能です。これを受け止められるかどうか保育者の資質が問われます。そして自分で決めたことには必ず責任が伴います(※年齢によります)。

これから世の中はどんどん変わっていきます。5年前のことが当たり前でないこともザラです。子どもたちにどんな力をつけさせるべきか。私たちは常に、乳幼児期にやるべきこと、優先順位が高いことは何かを追求してまいります。