12月の古東だより
今年もあと僅かとなりました。しかし、いつもの年よりも暖かいです。嫌な予感がします。今シーズンは雪が多いのではないか、と心配になります。もちろんこれは大人の都合であり、平野部で暮らしている私たちの都合です。子どもたちにとって雪は、絶好のあそびの環境です。また、雪が降らないと困る方々が大勢おられます。自分にとって都合のいいことが、他人にとってそうでないということはよくあることですね。
さて、先日給食の大イベントがありました。お楽しみビュッフェです。調理の先生や保育士が企画してくれました。園長は少し遅れて会場入りしたのですが、びっくりしました。「準備がたいへんだったんだろうなあ」と思いました。よくよく聞いてみると、調理室はとてつもなく忙しかったようです。でも、「子どもたちが喜んでくれているので、やってよかったです。」と調理の先生。確かに子どもたち、楽しそうに食事をしていました。帰宅してからお子さんから報告があったと思います。
保育園は、何をするところでしょうか。学ぶところ?あそぶところ?子どもたちはおそらく、「あそぶところ」と答えるでしょう。それでいいのです。あそびの中で学んでいることは、私たち大人だけが了解していればいいのです。子どもたちは、無意識のうちに間違いなく学んでいます。そして、「楽しい」と感じること。楽しいこと、たくさんしたいのです。ここのところ、楽しいことが盛んに行われています。楽しいことをして心が満たされれば、情緒が安定します。情緒が安定すると、他人に目がいきます。頑張ろうという気持ちになれます。我慢できるようになります。これは大人も同じですよね。
このようなイベントが、園生活にとって、子どもたちにとって、そして職員にとって、大きな意味があるのです。