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1月の古東だより

2022.01.27 古東だより

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年末にオンラインで研修を受けました。文部科学省にて日本の教育の方向性を定めるのに関わった、鈴木寛さんという方の講演です。今の子どもたちが大人になる頃には、多くの仕事がA Iが代わりにやってくれるようになること、そしてA Iにできない力を子どもたちにつけて欲しいという内容のお話でした。将来A Iを使いこなすことを前提に、保護者の皆さんにぜひ伝えて欲しいということがありました。子育てにあたって、ぜひ意識して欲しいことです。まず「責任を取れる力」です。A Iは責任を取れません。責任を取るためには、「自己決定」が必要です。大人が決めたことの責任を子どもに押し付けるのはおかしな話です。園ではこの「自己決定」を大切にしています。自分で考えて判断する、決定する、話し合いをする、という過程があってはじめて責任が生じるからです。鈴木さんは自由時間が大切だとおっしゃいます。時間の使い方を自己決定できること、夢中になって取り組める時間があること。これは、園における自由遊びです。そして最後に「けんかして仲良くなる力」です。保育園のうちにしかできないけんか。「けんかした」と聞くとネガティブなイメージがありますよね。でも、対立やジレンマと向き合い、仲直りをしていくことがものすごく重要なのです。子どもを強くしていきます。人との関わりを学べます。中学生・高校生になってからのけんかは、大きな事故に発展してしまいます。

お話を聞きながら、今までの保育を振り返り、これからどうしていくべきかがはっきりしたように思います。今年度残り3か月、よろしくお願いいたします。