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1月の古東だより

2019.02.15 古東だより

発表会には大勢の皆様にご来場いただき、ありがとうございました。お陰様で、無事開催することができました。

今年もインフルエンザが大流行しました。なかなか全員そろっての練習はままなりませんでしたが、子どもたちと保育者は精一杯の準備をして本番を迎えることができました。「結果がすべて」という考え方もありますが、保育園の行事に関してはそうではありません。結果がいいに越したことはありませんが、過程が大事なのです。保育者がどういう願いをもっていたのか。子どもの何が育ったのか。楽しんでできたのか。このような振り返りは、普段の保育と変わりません。

園長が進行を務める中で、いろいろなお話をさせていただきました。発表会中、おうちの方を発見して泣いてしまったお子さんがいました。我が子が泣いていると、切ないものですよね。でも、何も悪いことはありません。おうちの方が目の前にいるのに、近くに行けないという“悲しい気持ち”を発表したのです。あとから振り返れば、いい思い出です。

子どもは一人ひとり違います。頭ではわかっているのですが、どうしても比べてしまうのが人間の性です。小さい頃の性格は持って生まれたもの、そして環境によって形付けられていきます。大きくなるごとに経験が備わり、やがてそれが個性になっていきます。個性は社会のために役に立ちます。同じような人間ばかりでは、社会は成り立ちません。様々な個性が集まり、それぞれが関係性を持ち、一人ひとりが生かされていく。強みを活かし、弱みはカバーし合う。古牧東部保育園は、そんな子ども集団を目指しています。同じく職員も、助け合えるような人間関係をつくっていきたいと日々願っています。